「NPOパワーアップ補助金」交付団体 訪問レポート vol.5
NPO法人千葉県里親家庭支援センター【八千代市】
平成21年10月17日(土)
「里親」という言葉をご存じでしょうか?児童養護施設などに預けられている子どもを預かり、親代わりに育てている人たちのことです。
子どもにとって、家庭は大切な環境。親と1対1の関係で、愛情を持って育てられた経験がなければ、成人して、家庭を持っても、どうしたらいいかわからないのではないか。
「里親というのは、そういった子どもたちのためにも、大事な役割を担っているはずなのに、その里親たちが、今は、社会的に孤立している…。
困っている里親たちが相談する場所が地域にない。何とかしなければ!」
そのような問題意識を持った方たちが集まり、この「千葉県里親家庭支援センター」は設立されました。
月例研修会は、参加型で!
| 今回は、10月の月例会を見学させていただきました。 月例研修会は、里親や里親家庭で暮らす子どもの課題に応えるために開催しているそうですが、子育てに悩む一般の人たちにもすぐ役立つような実践的な研修スタイルになっていました。 今回の講師は、臨床心理士で、公立中学校でスクールカウンセラーとしてもご活躍の伊藤さん。里親家庭で暮らし、心に傷を持つ、発達障害を抱えた子どもたちに対する接し方について、現場での体験談を交えて、教えていただきました。 学校現場では、障害を持った子供と持たない子供が一緒に学ぶこと自体が大きな方向転換とのことで、取り組みの進め方には、学校によっても様々なのだそうです。 参加者は10名ほどと、意見交換を行うにはちょうどよい規模かもしれません。里親の方、里親になりたい方の他、臨床心理士を目指す方、行政関係者など様々でした。 見学してみて、子どもたちが持つ「困り感」に実際に接した大人がパニックにならないように、しっかりとした対処法を学んで、実践していくことはとても大事なことだと感じました。 |
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熱心な研修会の様子。 |
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「研修後に、参加者からメールで研修会の感想などを送っていただき、その気持ちを共有できればとまとめていますが、それを読んでいるだけでも、とても勉強になります。」と事務局。 感想はレポートにまとめて配付したり、ホームページで公表しているそうです。 |
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保育用の部屋も準備 |
全国に先駆けた活動!
| 代表の木ノ内さんは、厚生労働省の社会保障審議会の委員も務められており、全国的な動きにも詳しい方でした。 このような里親に対しての社会的な支援を民間で行おうとしているところは全国でも珍しいとのこと。 今年度は、6月に日本財団の助成金、11月には福祉医療機構の助成金を活用したシンポジウム計画があります。しかし、来年度以降はまだ補助金がなく、研修会の開催費用をどうやって調達しようか…やはりそこが悩みのようです。 児童福祉法の改正など、活動には社会的に追い風が吹いているので、こういった研修会などを通じて、モデル事業の構築や政策提言も行っていけたらと、将来の目標を語っていました。 里親への理解がより一層広がっていくことを願っています。 |
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