NPOパワーアップ補助金

平成20年度 成果報告会概要

日時・場所

  • 日時:平成21年4月18日(日) 午後2時30分から午後5時
  • 場所:千葉市ビジネス支援センター

概要

  平成20年度NPOパワーアップ補助金事業の種別B:事業発展への支援の交付を受けた11団体が、事業成果の発表を行いました。
  各団体発表のあと、各事業について審査会の山内委員・川上委員・坂本委員・桑波田委員・神子委員から講評をいただきました。
  また、全ての発表終了後、山内委員から総評をいただきました。
 
発表団体一覧(発表内容・講評)

(事業名をクリックすると、各団体の成果報告資料が表示されます。)

発表団体名 事業名(発表資料) 講評者
小林住みよいまちづくり会 里山ウォーキングコースとしての道作古墳およびその周辺整備
(特非)あびこ・シニア・ライフ・ネット 地域シニア・障害者の居場所つくり事業
酒々井里山フォーラム 地域創造「馬橋里山夢プラン」
市原米沢の森を考える会 市原米沢の森を地域力を結集し人の居場所にしよう
(特非)いちかわ市民文化ネットワーク ドキュメンタリーDVD「ハクナマタタ!」全国上映運動
(特非)こぱてぃ−子ども参画イニシアティブ だいすき松戸!子どもフェスティバル
GONET(ごみゼロネットちば21) ペットボトルキャップリサイクル運動
(特非)こだま たのしみのおすそわけ教室事業
(特非)安房文化遺産フォーラム 生涯現役・生涯学習による地域力向上と活性化
山武市さくらの会 河川の公園化・地域住民の憩いの場づくりを目指す桜の名所づくり推進事業
(特非)障碍者サポートセンターあっとほーむ 地域社会交流のための音楽会等とその展開

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各団体への講評

小林住みよいまちづくり会
    里山ウォーキングコースとしての道作古墳およびその周辺整備

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  •  当該団体は地域の環境改善のため、市民がまちづくりに関心をもってもらえるよう、イベントを中心とした活動に取り組んできましたが、今回の補助金では、古墳の整備に取り組み、その維持管理に挑戦することになりました。環境を維持管理するためには、組織づくりや人材育成、ネットワークの構築がますます重要となります。今回の活動に対して、市民から良い評価が得られたことを契機に、団体が更にパワーアップされることを期待したいと思います。

特定非営利活動法人 あびこ・シニア・ライフ・ネット
   
地域シニア・障害者の居場所つくり事業

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  • 地域の高齢者・障害者が気軽に集まれるサロン活動は、介護予防に効果があるということも科学的に実証されていますので、活動を継続してほしいと思います。高齢者が中心であるように感じましたが、精神障害者や知的障害者が地域で気軽に集まれるサロンは非常に少ないので、ぜひ交流の輪を広げていってください。 

酒々井里山フォーラム
  
 地域創造「馬橋里山夢プラン」

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  • 市民・行政・地権者の方々との協働を信念に、軸をもって活動しているように思います。地道な活動が、いつかきっと皆に広まっていくのではないでしょうか。若い世代も一緒に活動しているようなので、現在の活動を引き継ぎながら、今後も良いまちづくりができるだろうと期待しています。 

市原米沢の森を考える会

   市原米沢の森を地域力を結集し人の居場所にしよう

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  •  里山のような身の回りの自然は、生活にとっての文化的な財産であるという点を重要視していることが共感できます。その文化的な面での活動がまだ不十分ということですので、これからもぜひそこに基軸をおいて、活動を継続してください。

特定非営利活動法人 いちかわ市民文化ネットワーク

   ドキュメンタリーDVD「ハクナマタタ!」全国上映運動

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  •  このDVDを見た人は、活動に共感を覚える人が多いと思います。また、DVDという手段をとったことで、他の地域にも活動が広まっていくことも期待できます。貸出制度は軌道にのせることは難しいかもしれませんが、成果を広げていってください。

特定非営利活動法人 こぱてぃ−子ども参画イニシアティブ

   だいすき松戸!子どもフェスティバル

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  •  今回の補助金では、子どもフェスティバルを持続的に運営するため、企業からの協賛や学生ボランティアの育成に取り組むなど、活動の基盤強化に意識して取り組まれました。また、その成果が客観的に捉えられるよう、目標を数値化されたことは良かったと思います。なお、今回の活動に対して質的な面で(特に団体が掲げるミッションに対して)の評価がどうだったのかが報告されていれば、更に良かったと思います。

GONET(ごみゼロネットちば21)
   ペットボトルキャップリサイクル運動


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  •  ペットボトルキャップの回収は急速に広がりましたが、その活動の一翼を担っていたということに敬意を表します。また、小学校を活動の回収拠点にしたいという発想は福祉教育という観点からも非常に良いと思います。活動を拡げるためにはハードルが高い部分もあるでしょうが、突破口を模索し、取り組んでいくことを期待します。

特定非営利活動法人 こだま

   たのしみのおすそわけ教室事業

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  •  目標である喫茶こだまの開店に向けて、土台が出来たということだけでも非常に良いと思います。様々な人が対等にコミュニケートでき、居場所として集まれる場をつくるということは非常に大切です。着実に実績をあげていますので、がんばってください。

特定非営利活動法人 安房文化遺産フォーラム

   生涯現役・生涯学習による地域力向上と活性化

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  •  生涯学習について、市民大学の創設を目標としている点を応援したいです。ポータルサイトの開設によって活動を知った人々は、魅力的な活動だと評価しているようです。今後の活動資金の確保や、どれだけ活動を広げ、また広報していくかなど、様々な問題があると思いますが、がんばってください。

山武市さくらの会

   河川の公園化・地域住民の憩いの場づくりを目指す桜の名所づくり推進事業

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  •  補助金が生かされていることを感じました。活動を継続していくなかで、会員が復帰したことが良かったと思います。人・物・金の不足を少しずつ解決していくことで、さらに活気をつくる流れができることを期待します。

特定非営利活動法人 障碍者サポートセンターあっとほーむ
   地域社会交流のための音楽会等とその展開


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  •  当該団体は地域に暮らす社会的弱者を限定せず、制度では十分に対応できない社会サービスに取り組んできました。このため地域のさまざまな人たちと交流することで、いろいろな問題を知ってもらい一緒に解決していくという社会づくりに挑戦しています。都会型とは異なる解決方法で取り組まれた結果、人口の少ない地域で新たなボランティアの参加者も増えており、着実にパワーアップしていると感じます。
山内委員の総評

 いずれの事業も補助金が非常に有効に使われていて、それぞれ着実に実績を上げていると思います。
 20年ほど前に、アメリカの社会学者オルデンバーグが“the great good place”という本を著し、“the third place”という考えを提唱しています。会社でも家庭でもなく、社会的地位やあらゆるしがらみから解放される、人として純粋に語り合うことのできる新たなコミュニティが、人間にとって非常に大事だという考え方です。
  1992年のリオデジャネイロでの環境サミットにおいて、“持続可能な開発”という言葉が登場して以降、持続可能な社会をどのように形成していくのかということが世界的なテーマになりました。“the third place”という考えともつながりつつ時代が進んできたように思います。
 一方で、かねてより日本は、ヨーロッパと比較して市民活動の取り組みが遅れているとされていましたが、阪神淡路大震災によりボランティア活動の重要性が注目されたことで、NPO法人の認証制度などが整備され、千葉県でもこのような補助金による助成を行うなど、市民活動が非常に充実してきました。今回の発表でも、その成果が結実してきたのだと実感いたしました。
 また、近年グローカルという言葉をよく耳にします。グローカルとは、世界的(グローバル)な思想を持ちつつ、ひとりひとりの活動は、身近な地域(ローカル)でという意味です。それが新しい時代のキーワードとなっていますが、それを継続的に展開していくためにも、今後ますます皆さんの市民力が求められる時代となるだろうと思います。
 大学でも新たな学問的関心事として、公共性だとか地域コミュニティの形成ということがクローズアップされております。私たち大学は若い世代を多く抱えておりますが、若者たちを地域とどう結びつけていくのか、大学と地域がどう関わっていくのかという問題を痛感しています。国立大学は地域に貢献することが社会的責任のひとつだといわれています。今後そういった意味で、どのような地域との協働体制を作っていくのか、皆さんのお知恵を拝借したいと考えております。

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